 
      アシスタントディレクター
長島 麻佑
NAGASHIMA MAYU
          2020年入社。福岡県出身、大学は山口、だんだん北上している。
          理学部で生物学を学ぶ。よく変わる髪色が特徴。
          ヒールを履いて出社したい気持ちと葛藤している。
        
            大学時代はボルボックスという緑色の綺麗な微生物の研究をしていました。
            ダムに行って、採ってくる。
            0.3mmくらいの球体の生き物で、自力で泳ぎます。
            二枚の薄いガラスで挟んで、動けないようにするんです。
            そうしないと、顕微鏡でずっと鬼ごっこする羽目になります。
          
            美術部の3人で、映像芸術をつくろう、となり。まあ、そんな高尚なものではないのだけど。
            青と赤の対比って美しくない?というところから、プールでの殺人事件の映画を撮ろうとしました。
            けれど、あれこれ脚本を書いているうちに冬になって・・・。
            学校の裏山に雪が積もったある日、2人を呼び出して、慌てて撮影しました。
            トマトジュース買ってきて!って。
            雪の上での殺人事件にしちゃおう、と思ったんです。白と赤の対比も綺麗ですから。
          
            映像制作を始めて3年、もともとは院進学のつもりでしたが、
            顕微鏡見るの苦手だしな(コツがいるんです)、映像の方がやりたいな、と就活スタート。
            ただ、そうなると、大学での研究は二度とできないから、やり切りたい、とそちらを優先。
            プランナー、ディレクター、プロデューサーの違いもわからず、入社してしまいました。
            面白い専門用語を聞くと、メモしています。「パーマセル」とか。
            ※パーマセル:撮影用のマスキングテープ。剥がしても糊が残りにくい。
          
            福岡の友達も山口の友達も、誰も上京しませんでした。
            でも、私は上京して、広い世界を見てみたかったし、吸収したかった。
            地方の不自由さも知っているから、東京の全てがありがたいです。
            好きな小説に「芝公園から東京タワーを見る」「東京タワーの脚に触れる」とあったので、
            期待して行ってみたら、
            芝公園は広い芝生ではなかったし、東京タワーの鉄塔は触れられませんでした。